先日、石巻市は牡鹿半島のもう少し向こうにある金華山を訪れてきました。
すごく荘厳な場所で、もう凄かったの一言です。語彙力ゼロですみません。
女川からの船便で金華山へ向かう
みちのく潮風トレイルのルートになっている金華山ですが、スルーハイカーには時間的な面で難しいエリア。
というのも、トレイルでは牡鹿半島の先っちょにある鮎川港から船で向かうのですが、定期船が出ているのは日曜のみだそうなんです。
しかも定期船だと島に滞在できる時間が2時間弱と短く、全然ゆっくり歩けたもんじゃないので皆さんどうしようか悩むと良く話を聞きます。
んで僕も同じ県内でありながら行ったことなかったんで、自分でも金華山を体感してこようと思い行ってきました。
今回は鮎川からではなく女川から出ているパワースポット便という船に乗っていくことにしたんです。
そちらは滞在できるのが3時間半と余裕ある行程で向かいます。
船の中では、船の方が金華山のことや震災当時の様子など色んなことを説明してくれていました。
女川駅。大きくてキレイでした
40分ほどの船旅へ
まずは黄金山神社で挨拶の参拝
金華山は島全体が山で、海抜0mから444.9m登ることになります。
船を降りると始めは舗装路の坂道があらわれ、黄金山神社へと向かっていきました。
黄金山神社は1200年以上前に建てられたそうですが、昔の人のエネルギーというかパワーというか計り知れないものがありますね。
登り始めると鹿をところどころで見かけ、本殿付近でも数匹見かけました。
1匹だけ片方の立派な角が折れちゃってる鹿がいて、引きずりながら歩いてる姿が痛々しかったです。
まずは神社へ向かい、はじめて金華山へやってきましたというのと、島をぐるっと歩いてきますという挨拶の参拝をしてきました。
港についてすぐ鳥居が現れる
黄金山神社へ参ります
はじめましての挨拶してきました
金華山を歩いたら雄大すぎた
参拝を終え、神社の脇にある登山口から山を登り始めます。
頂上までは土と岩の荒々しい道をひたすら登っていく感じで、思っていたよりハードだったんで驚きました。
山登りに慣れていない僕は、船の時間に遅れちゃまずいという頭から序盤はペースを上げ過ぎて汗だくに。全然ゆっくりで大丈夫でした。
ここから頂上目指します
ゴツゴツした山道
伝わりづらいですが結構急な上りです
登り始めて1時間ほどで無事頂上へ辿り着きました。
頂上にある大海祇神社にも参拝して、景色を堪能しようと少し先の展望スポットへ向かうと、海側から見るリアス海岸が間近に出現してきたんです。
この風景は圧巻で言葉が出なかったですね。自然と「うわー」って呟いてた気がします。写真撮ったけど伝わりきらないので実際に行ってみてください。
また、その近くで1匹だけサルも見かけて挨拶しておきました。休憩してるのかずっと座ったままで、時折こっちを向いてくれたのが嬉しかったです。
頂上ついたー
大自然は写真の何倍も迫力ありました
真ん中にお猿さんいるのわかりますかね?
下山し神社で帰りの挨拶して帰路へ
大自然に感動したあとは船の時間を気にしながらゆっくり下山していきました。
下りもやっぱり急な坂道で、草むらの道はコケないように慎重に歩いていきます。でも前を歩く人達は颯爽と駆け下りてました。すごい。
ずっと下っているとあっという間に港が見えてきて、思ってたよりたっぷり余裕のある時間で帰ってこれたようです。
僕は帰りの挨拶のため再び神社に立ち寄ると、何匹か鹿もウロウロしていたので挨拶しておきました。
しかし金華山て名前だけ知ってて全然行ったことなかったんですが、すごい気が満ちてる感じの場所でやっと行けてよかったなと思います。
みちのく潮風トレイルのきっかけ無かったらまだ行かずのままだと思うので、ありがたいきっかけでした。
この下り坂が一番怖かったかも
雰囲気ある林道なんかも
カメラ目線ニーブラ
帰り道にも休憩してる鹿さんが
帰りもよろしくお願いします
情報じゃなくて完全に日記になっちゃいましたけど、とても良い体験でした。
3年続けてお詣りすれば一生お金に不自由しないと言われているようなので、来年も行こうと思います。
次は鮎川港からでも行けるかも。
ちなみに、前日の日中にハイカーさんがスタンプを押すためにみなと丸を訪ねてきてくれていたんです。
話を聞いてたら次の日は同じ船で金華山へ向かうとのことで、女川で再会して途中途中一緒に歩くこともできました。
面白い展開でした。ありがとうございます!