Mt. yamap

昨日は新たな挑戦をスタートした一人の男性に宿泊いただきました。

ちょっとした気まぐれで、今回は他己紹介的なブログを書いてみます。

 

Mt.yamap

了承頂いたので彼の通称から紹介しておこう。

彼は私とのファーストコンタクトの時に、自ら「yamap（ヤマップ）」と名乗っていた。

yamapとは登山アプリの名前で、現在地確認や登山記録がつくれるというものである。

仙台のゲストハウス「梅鉢」さんの常連で、オンラインイベントに参加した際に初めて言葉を交わした。

数年前から登山にハマり出したという彼は、登山アプリの名前を自分のあだ名にしてしまうほど登山に（もしくはアプリに！？）ハマってしまったようだ。

それゆえに、お気付きの方もいるかと思うがMr.ではなくあえてMt.を付けてMt.yamap＝ヤマップ山（さん）と書いている。

 

梅鉢さんから歩いてみなと丸に到着〜

 

 

自分の人生への挑戦

現在、おそらく彼の人生で最大のチャレンジがはじまったところだ。

それは徒歩移動で東北百名山を登り歩き、約半年ほどかけて東北を一周しようというもの。

実は昨年9月に一度、はじめてみなと丸に宿泊してくれた時にその熱い決意を語ってくれている。

その際もチャレンジの目的を軽く伺ってはいるが、改めてどういう目的でこの旅をはじめたのか聞いてみた。

すると彼は以前に決意を伝えてくれた時と比べて、少し答えるのが難しそうな様子だった。

目的を見失ってしまったのかと思われたが、そうではなく目的自体がハッキリしたものではなかったからだったのだ。

私の言葉に置き換えている部分もあるが、その目的とは「この挑戦を終えた先に何が見えるか確かめたい」といったところだろうか。

 

本当は何がしたいのか

私もその気持ち少しわかるような気がする。

会社員時代に人生の目的が分からず漠然と悩み、模索しながらも解決の糸口が見えずうつ病にまでなったことがある。

そのため自分の人生を改めて考えるポイントがやってきたことにとても共感し、どんな想いで何を考えているかとても興味を抱いてしまう。

気付くと私は、雑誌のインタビュアーにでもなったかのように質問して彼の頭の中を紐解いて行こうとしていた。

その中で、彼の一番の悩みはこの先の人生何をしていきたいのかというところであるようだ。

これまでもいくつかの職を経験したことがあるがしっくり来たものはなく、どういう仕事をしたいのか悩んでいるという話だった。

山に関することというわけではないのかと聞くと、山関連でもいろいろな仕事があってピンと来るようなものがないんだとか。

何が一番好きなのか聞いてみると、色々とやっていて楽しいなということがあるもののこれが一番というものが無いような感じだという。

挙句の果てにこんがらがりすぎて一旦考えるのをやめることにしたそうだ。

まさに私もそんな状態だった。

 

自由に生きていく

色々と質問していく中で、彼の口からこんな言葉がポロッと出てきた。

「自分で考えて、自分で決めて、自分で行動しているのが楽しい」

ああ、それじゃあいずれちゃんと見つかるだろうから大丈夫だなと思った。

きっと既に存在している仕事の中から選択することを最初にしようとすると難しいような気がする。

私も過去同じように考えていたが、自分がしていきたい生き方が先にあって、それを実現できるような仕事を考えるのが良いと思う。

好きなことをずっとしていられる仕事でも、趣味を楽しむためにたくさんお金を稼げる仕事でも。無ければ自分でつくるしかない。

私は誰かのことを助けられるような自分の得意なことをするのが仕事だと考えるので、自分の得意なことを活かせるような仕事の仕方を探った。

運良くゲストハウスというツールに巡り合ったおかげで自分自身を表現できて自由にやりたいことができている。

と偉そうに言っておいて余裕はまったくないが、生きているからまあ大丈夫だと思う。

彼もきっとこれから自由に生きていくためにどういうことをしていこうか探っていくことだろう。

これから様々な山と経験を乗り越えていくだろうが、ぜひとも旅を終えたあとの顔を楽しみに待ちたい。

何か見つかろうが見つかるまいが結果は気にせず楽しんでほしい。

少なくとも彼は自分で考えて自分で決めて自分で行動し始めたのだから、すでに自由に生きはじめている。

 

無理はせずにぜひ楽しんでください！

 

 

 

ここまで読んでもらった方ありがとうございます。

彼とは出会ってから日が浅く数回しか会ったことがないので人物像は良く知らないのですが、何度か会って伺った話や感じた印象をもとに書いています。

長々と偉そうに書いてしまい文章もとりとめのないものになってしまいましたが、yamapさんへのエールのつもりです。

また、こういう人生の壁みたいなものにぶつかることは誰にでもあるような気がするので、彼の挑戦が誰かへのエールになるかもしれません。

彼の動向はtwitterで日々更新しているようなので、ぜひチェックして応援してあげてください！

twitterアカウント：@minoyamap