おはようございます。
昨日は最低気温が10度を下回り、夜は暖房をつけたくなるくらい寒くなった塩釜です。
宿泊するゲストさんもいなかったので、今日は仕事に関して考えた僕のつぶやきを書かせて頂きます。
◎仕事とは?
皆さんは、「仕事」というとどんなイメージをもつでしょうか?
当たり前に使っているワードなので意識すらしないかもしれませんが、<生活していくために必要なもの>とか<好きなことをするお金を稼ぐための手段>といったところでしょうか?
それももちろん、その通りだと思います。
僕も30歳頃にその先の人生を考えた時、仕事ってなんだろうと考えたことがあります。
いまの僕の中での「仕事とは?」という問いの答えは、「自分の得意なことで周りの人に貢献すること」という結論に至りました。
僕の想像だと、仕事というのは人知れず存在していたわけではなく、誰かが誰かを助けるという関係が生まれて出来たものかなと思っています。
例えば昔、狩りをするのが出来ない人がいて、代わりに狩りが得意な人が獲物をとってあげていた。
でも狩りが得意な人は調理が苦手なので、代わりに調理が得意な人が食事をつくってあげていた。
こうやって、誰かの苦手なことや出来ないことを、それが得意な自分が代わりにしてあげることで人間が共存する社会が成り立っていたんだろうなと。
そして、その助け合いの輪がどんどん大きくなっていって、対価をお返しするためにモノや行動の代わりにお金という概念ができたのではないかと思います。
今の世の中、「お金」が先に来てしまい、「仕事」はそれを得るためにやらなきゃいけないもの、仕方なくするもののような印象を受けてしまいます。
僕自身も以前はそういう風に考えていたこともありました。しかしそう考えていては人生もったいないなと思うようになり、見直すことができました。
◎自分の得意なことは何か?
そうやって、1日の大半を占める「仕事」を仕方なくやっていると、何のためにしているのかや、自分は何が好きなのかなどが分からなくなってくると思います。
そうなってきている人は、自分は何が好きなんだ、何がしたいんだと、改めて考えてみるといいのではないでしょうか。
その答えは意外と小さい頃を振り返るとヒントが隠されているような気がして、好きなことって昔から今も変わらず続けていたりするもんです。
僕の好きなこと・得意なことは、「人間観察」です。こう言うと疑問をもたれそうですが、人に興味があって人のことを深く見れるかなと思っています。
誰でも興味があるので、初めて会う人でも壁を作らずに話せるし、人の話しを聞いたり特徴を引き出したりするのが得意かなと思います。
でもそれは突然これだって思いついたわけでなく、たまたまゲストハウスで働いてみたら、これが自分の特徴で得意なことなんだなと気付いたという感じです。
そんなわけで、僕はゲストハウスをつくって世界中から人を呼べば、得意の人間観察を使って自分も相手も笑顔にすることが出来ると考え今に至ります。
◎好きなことを仕事に
なんか人生に行き詰っているなとか、世の中生きづらいなと感じている人がいれば、ぜひもう一度自分の好きなことや得意なことを思い出してほしいなと思います。
そして、それを周りの人たちに貢献できる形にするにはどうすれば良いか考えてみて下さい。それが仕事になります。
「好きを仕事にするなんて限られた人間のできることだろ?」と言う人もいますが、好きでやってない仕事を僕は仕事とは思いません。
僕はゲストハウスを営業していて、「仕事だからやらなきゃ」と思ったことはありません。
やらなければならないことというものは無いからです。
自分がこうなりたいから、ゲストさんにこんな反応してもらいたいからやるという感じです。
自分そのものを表現することで貢献できることでなければ辛くなるので、まずは自分がしたいことというのが大事かなと思います。
こうでなければならないという固定概念に自分を合わせこむような必要はありません。
そんな風に、自分のありのままを出していけるようなことをぜひ見つけてほしいです。
好きなことや得意なことなら、人は何時間でも続けられるし、イキイキしてると思います。
そういう人が増えれば、変な犯罪や事件て減るのではとも。
何でもいいので思いつくもの片っ端からやってみてもいいと思います。違うと思えばやめればいい。
それでも分からないなと思ったら、みなと丸に来てみて下さい。一緒に考え、色々やってみましょう。
と、偉そうに書きましたが僕もまだ始めたばかり。もしかしたら、単に自分に言い聞かせているのかもしれません。
でも、ぜひ声を大にして同じことを言えるように、とことん好きなことや得意なことをこれからもやっていきたいと思っています。
そして、みなと丸を訪れてくれた人の「好き」や「得意」を引き出し、一緒に楽しい時間を共有できたら嬉しいです。
みなと丸から見える、月灯りに照らされる港