久しぶりに驚く予約が入ってありがたい時間を過ごせました。
いや驚くのもおかしな話かもしれないですが、驚いたんです個人的には。
オープン初日以来4年ぶりの来宿
先日は一人旅の女性が宿を訪れてくれました。
みなと丸は10月1日オープンなんですが、9月に一週間ほどプレオープンとして営業していたんです。
ただプレオープンの使い方を全然わかってなくて、とりあえずHPの予約受付を開始したのとSNSで発信しただけという。。
それでいきなり予約が入るわけないんですが、プレオープン初日にいきなり3組のゲストさんが宿泊してくれたんですよ。
その時に泊まってくれたのが彼女で、あれから間もなく4年が経とうというタイミングで再び来てくれたのでした。
今回は北海道に行くのが目的で仙台からフェリーで向かおうと思い、その前にみなと丸に泊まろうと思ってくれていたようです。
ただ残念ながら泊まろうとした日は満室だったので、北海道からの帰りに立ち寄って泊まってくれたということでした。
彼女はまた行こうとずっと思ってくれていたようで、僕の身体のことも心配してくれていて、でもコロナでなかなか行けなかったんだっていう話で。
振り返ると懐かしいんですが、僕はみなと丸オープン直前に難病を患い、一時は日常生活もままならない状態に陥って7ヶ月の入院を経て退院しました。
体調は戻りつつあったものの肺に疾患あり在宅酸素が必要な状態で、でもずっと動きを止めているわけにもいかず多少無理やりオープンしたって感じです。
なもんで初期の頃のゲストさんたちには、玄関入るといきなり酸素ボンベがあって驚かせてしまっていました。すいません。。
更に一番はじめなので探り探りもいいとこで、何の話ししたかもうる覚えな状態。。だったにも関わらず、また来てくれるなんて嬉しすぎる。
懐かしさと嬉しさで、記憶を紡ぐようにどっぷり語り合ってしまいました。
でもなんだか今回はあれからどうなんだとか、身体はどうなったんだとか、僕のことをたくさん聞いてもらった感じになっちゃってます。
更には、初回の時点で僕に対して人との距離の取り方がうまいと思ってたと言ってくれ、聞くと話すのバランスも良くてつい話したくなってしまうとべた褒めされてしまいました。
ちょっと恐縮でしたが、でもそういうことが自分がやっていきたいことでもあったので最高に嬉しい賛辞であります。
カウンセラーとかなったらいいんじゃない?とも言ってもらいましたが、仰々しくなってしまうとたぶん難しくて、友達感覚だから成り立つと思うんですよね。
まあでもそうやってもっと積極的に対話するようなことをやってみたい気持ちも実際あって、探っていきたい分野ではあります。
今度は4年と待たずにまた来るからねと言って出発して行ってくれました。
その言葉、忘れず覚えておきますよ!ありがとうございました〜!
カメラ向けたら表情硬かった。。カメラマンの技術不足です
お土産に富良野ワインとふきんをいただきました
今年はコロナで自粛していた旅人の動きが出てきて、久しぶりにまた来てくれるという人が増えて嬉しい限りです。
でもオープン初日のゲストさんがこれだけの時を経てもまた来てくれたがびっくりで嬉しかったですね。
逆に旅行解禁の波みたいなものも感じますが、みなと丸を求めてくれるような人に来てもらえるよう地道に工夫していこうと思います。