ここ最近、目的は様々なれど嬉しいことにみなと丸を目指して来てくれる人が続きました。
すごい小さな歩幅だけど自分のやりたいことが出来てきてるのを感じます。でもまだまだ。Keep going.
歳を重ねてから旅に目覚める
まずは富山から一人旅のゲストさん。
元刑務官をしていたそうで今はもう定年退職して違う仕事をしているという、人生の大先輩。
最近一人旅をよくするようになったとのことで、一人旅への興味とリスペクトの気持ちがすごく強い人でした。
なにやら宿探しの中でみなと丸のブログを見つけ、そこに書かれている濃ゆい一人旅の人たちの物語に興味を惹かれて来てくれたんだそうです。
そういう風に一人旅が一人旅を呼ぶような連鎖が起こるとは最高に嬉しいですね。そんな動機でやってきたあなたも十分濃ゆい一人旅だと思いますよ。最高です。
あいにくド平日で他の予約がなかったもので、面白い出会いを提供することはできませんでしたが、そのぶん就寝まで語り尽くすことができました。
今度は奥さんと一緒に来たいとも言ってくれていたので、次はインパクトある一人旅の人と出会えるといいなと思いますね。
久々に御宿印帳も持参でした
仕事の宿はゲストハウスへ
続いては、3年ぶり2度目となる東京からのゲストさん。
山形のミンタロハットさんや仙台の梅鉢さんの常連で、みなと丸がオープンした翌年あたりにはじめて泊まってもらいました。
実はその後も予約を入れてもらっていて、当日というのもあり受け入れができずに断ってしまうことが何度かあったんです。
でもまた改めて予約をもらい(今回も当日でしたが)、3年ぶりに再会することができました。思い出してまた来てくれたっていうのがありがたいです。
いつも仕事の出張で東北へ来ているようなんですが、ホテルは味気ないなと探したらゲストハウスを見つけて仕事の宿はどこかのゲストハウスに泊まっているとのことです。
ゲストハウスはその日によって宿の雰囲気も違い、ワチャワチャ感が強いような時だと疲れてしまうのでみなと丸の落ち着いた感じを求めてくれたところもあったようです。
次はもう少し人が入っているタイミングだったらいいですね。うまいこと↑の方とバッティングしないかな〜
これまた御宿印帳持参で
スルーハイクを終えてみなと丸リベンジ
最後は、少し前にみちのく潮風トレイルを南下してスルーハイクした岡山からのハイカーさん。
スルーハイク中にも予約を入れてくれていたんですが、その日は宿を開けられない日だったので残念ですがまた今度とやりとりしていました。
その彼がスルーハイクを無事終えて、岡山に帰る前に少し余裕が出来たからと泊まりに来てくれました。こんな早くリベンジしてくれるとはびっくりです。
というのも石巻の雄勝を歩いていたときにm.s.s.booksというハイカー向けの宿の方と出会い何泊かしていて、みなと丸をオススメしてもらったということでした。
そちらは以前みなと丸に泊まってくれたハイカーさんで、実は先日も利府トレイルの説明会で一緒だったんです。オススメありがとうございます。
しかも彼は、歩いている中でやたらみなと丸の話がでてきたとも言っていて、またじわじわとトレイル上での認知が広まってきてるのかとワクワクしてしまいました。
彼もまたロングトレイルをはじめたきっかけや目的は興味深いもので、ついつい深酒ならぬ深語りをして楽しんでしまったというわけです。
まずは彼の中で、仕事を辞めて旅に出たいというのが最初のきっかけだと話します。自分の視界をぶちこわして広げにいこうって感じかな。
旅への欲求が高まっていたころロングトレイルを知って歩いてみたいと思い、仕事を辞めるまでの期間でアイテムを揃えたり登山をしてみたり準備したようです。
いざ歩いてみると、これまでの自分の視界をぐるっと裏側から除いたくらい世界の見え方が変わったと言い、本当に歩いてよかったと話していました。
何よりこの旅で出会った人たちが、今思い返しても涙がでそうなくらい優しくしてくれて感動の連続だったと、終わるのが辛いと感じたようです。
旅に向かうまでの背景や考えていることなど共通する部分も多く、まさにみなと丸が欲する旅人だなあと思い、話も盛り上がってしまいました。
やっとサインと共に写真撮れた
また節目を迎えたら会おうぞ友よ
こうやってみなと丸を選択して来てくれるなんてほんと幸せですね。
特に最後のハイカーさんは過去の自分が人生を歩き直したタイミングと同じくらいの歳だったので、余計気持ちが入ってしまうのです。
共感するなっていう部分があったり、そんな選択肢は持ってなかったなと学ぶ部分があったり、タイミングとか環境でも道が違ってきたり。
そんな風にいろんな人と人生を共有して、いろんな道があるなあとしみじみ思いながら今後ものんびり過ごしていきたいものです。