最近めっきり涼しくなって、季節が秋へと変わったなという感じがします。
ということは、みちのく潮風トレイルのハイカーさんが歩きやすい季節がやってきました。
ガイドもしているハイカーさん
昨日来てくれたのは、みちのく潮風トレイルのコミュニティで見かけていて名前を知っていたハイカーさんでした。
予約の時点でそうじゃないかなとは思っていましたが、SNSコミュニティで知ってもらい実際に来てもらえるというのはありがたいことです。
こちらのハイカーさんは岩手県の宮古市に在住していて、みちのく潮風トレイルのガイドもしているという方でした。
どうやってガイドになったのかを伺ったら、僕が想像していなかった経緯で面白かったので少し紹介させてください。
結構いろんな人が参考になるような話じゃないかと思いますよ。
きっかけは「移住したい」だった
みちのく潮風トレイルのガイドを始めたのは、実はロングトレイル好きが高じてというわけじゃないようなんです。
っていうと少し語弊があるかもしれませんが、もともと登山とかキャンプとかいう野外活動はそんなにしていなかったそうなんですね。
宮古に住み始めたのも数年前の話で、それ以前は神奈川で会社員として長く勤めていたということでした。
それが今このような活動をすることになったのは、地方に移住したいという思いが最初の取っ掛かりなんだと話してくれたんです。
そして移住するにあたり、生業として目をつけたのがみちのく潮風トレイルだったというわけです。
おそらくその頃はトレイルコースが開通して間もない頃かなと思われ、トレイルのガイドをするような人もいなかったということでした。
住むことになった宮古のルートが割と過酷なエリアだということもあり、誰もやっていないから自分がやろうと思い活動を始めたそうなんです。
細かい部分とかそこまでのステップとか聞きそびれている部分もあるので薄い情報ですいませんが、個人的には純粋にすごいなと感じました。
こういう切り口で事を始めて軌道に乗せていけるというのは尊敬しかありません。自分が無鉄砲なだけかもしれないというのは置いといて。。
最初の頃は市に協力を仰いだり、自分の足で様々な場所を確かめたり、あれやこれや大変なこともあったかと思いますがそういう道の進み方もあるんですねえ。
基本的には仕事の休みを利用して歩いているそうで、以前に南下ルートで全線を踏破したので今度は北上ルートで2周目を歩いているようです。
なのでこの歩き旅は仕事も兼ねているとお話していましたが、歩けば歩くほど色んなところに知り合いが増えていくのが楽しいと言っていました。
楽しみながら生活の軸をつくっていって、しかもそれが今後歩く人や地域の助けになっていくって素晴らしいなと関心してしまいました。
翌日は早朝に出発する予定と言っていたのでお話し聞くのもちょっと控えめにしてしまいましたが、また機会があればぜひ色々聞かせてもらいたいです。
僕もいつになるかわかりませんが、宮古エリアに挑戦して顔を出しに行きたいと思っています。
ハイキングパスポートにも押印
きっとこれまでの経緯の骨組み程度しか聞けてはいないと思いますが、とても刺激を受ける良いお話が聞けて良かったです。
ここからは僕個人の感想と推論なんですが、自身で始めた活動が実を結んでいるところには「こんな暮らしをしていきたい」という欲求をしっかり持っていたからなんじゃないかと思います。
これまでの人生の経験とか、人脈とか、行動力とか色々あるとは思いますが、何をするにしても「こうしたい」っていう欲求がなければ始まらないですよね。
逆にちゃんと進んでいく道への欲求があれば、いつからでも何でもできると思うので、僕も改めてそういう部分を呼び起こして進んでいきたいなと思いました。
最後は自分の話になってしまい申し訳ないですが、またまたありがたい出会いが出来たのでそのシェアでした。