10月に入り、予約が少ないなと嘆いていたら一人旅が交差する楽しい時間が降り注いできました。
旅人の宿をやっている以上、いつでも受け入れる準備はしておかないとなと気合も注入されたわけです。
自転車旅×自転車旅
この日は、数日前に来てくれていた、歩き旅から自転車旅になってカムバックの彼がもう一泊してくれることになっていました。
実は前回、旅を中断して故郷に帰らないといけない事情があって自転車をみなと丸で預かり、彼は一度帰郷してたんです。
で、そこからまた旅を再開しに戻ってきたんですがもう一泊できますかということだったので、それは全く問題ねえと承りました。
そしたらその当日の朝「今日泊まれますか?」と電話が入り、こちらも自転車旅をしているということなんです。
え、めっちゃいいタイミングで来てくれるやんとテンションやや上がり、更にはドイツ人の方だということで更にテンションやや上がりでした。
ドイツ人の彼は法律関係の仕事をされていて、今年から日本の大学で客員教授って形で働いているようなんです。
そうなった経緯とか、旅の目的とか、色々聞きましたがすごくみなと丸にピッタリのゲストさんだなあっていう感じで嬉しくなっちゃいました。
彼はみなと丸の想いとかに「めっちゃいいやん」って言ってくれて、気に入ってくれてたようなので良かったです。
ちなみに学生時代は大阪に2年間留学していたようで、関西弁を交えながら流暢に日本語を話す様子が楽しかったです。
消灯時間まで喋り合う
更に1人加わり盛り上がる
自転車旅の2人が泊まってくれた日はもうひとり予約があったんですが、彼は深夜まで外に出ていたようなので残念ながら一緒に会話することはできませんでした。
と、思ったら翌朝の共有スペースで3人が一緒になって話をする場面ができて、コミュ力高そうな彼はすぐさま打ち解けていました。
更に、自転車旅の2人にとって出発の足を鈍らせる雨が振り出し、コタツに入っているのも相まってしばらく3人は色んな話をして盛り上がっていました。
彼は初めての東北だったようなんですが、こちらへ来た目的は少し変わっていて、聞くとエネルギーある若者だなあと思わず関心する内容でした。
予約をくれたのは彼ではなく、塩竈の「茶匠矢部園」さんでした。電話をいただき、若者が会いに来るからとみなと丸にアテンドしてくれたのです。ありがたい話です。
そのため、彼はほぼ矢部さんとともに行動していて宿に滞在している時間は短かったですが2泊してくれたので、最後の朝にようやく少し話を聞くことができました。
いま北海道の洞爺湖で若者たちが集まって地域に革命を起こそうと活動しているそうで、そこに協賛してくれた矢部園さんにお礼を言いに来たということなんです。
なんてしっかりしてる、そして行動力のある若者なんだと思うとともに、そういう若者の活動をキャッチして協賛している矢部さんもすごいなと思いました。
これからひとつ大きなものが待ち構えてそうなので、先行きを楽しみに見守っていたいと思います。
三線やギターも繰り出すにぎやかな朝でした
旅用自転車に興味津々
寒いけど気合いれて出発!気をつけて自転車漕いでや〜
雨強くならないといいけどね〜なんて言いながらお見送り
楽しいセッションでした。やっぱ旅人は旅人を呼ぶって感じですね。
8月以降こんな感じで旅人が交差する現場を見る機会が増えてきて嬉しいです。
一気に寒くなってきた塩竈ですが、そんな時こそみなと丸にカモ〜ンですよ。