だいぶ久々の更新となってしまいましたー。宿閉めたのかと思わせてしまった人もいるようで申し訳ありません。
平日は別の仕事をしながらもずーっと開けてはおりました。ほとんどゲストさん入っていませんでしたが。。
金曜日から2泊、なんともめぐり合わせだなあと感じるゲストさんが来てくれていたので、久々にブログ更新します。
フォトフェスティバルのため来塩
先月末に、だいぶ久しぶりにBooking.comからの予約が入りました。
予約サイトの仕組み上、あまりチェックイン前のやりとりが出来ずにゲストを迎えるため当日までドキドキなんですよね実は。
玄関を開けるとそこには、登山靴を履いて大きなバックパックを背負った男性が立っていました。
ん?珍しいな、みちのく潮風トレイルのハイカーさんがこういう風に予約してくることあるのか?と思いつつ、聞いてみたら全然違う目的でした。
どうやら塩釜で開催されるフォトフェスティバルにエントリーしていて、翌日審査があるために予約して来てくれたんだそうです。
最近自分が欲しい情報しか取りに行ってなくてSNSなど見ておらず知りませんでしたが、そういうのがやってたんですねえ。
塩釜出身である写真家の平間至さんを中心に、2008年から行われていて東北の中でも大きなフォトフェスティバルなんだそうです。
宿泊先の候補はもらっていたそうなんですが、あえてゲストハウスを選んでくれたということでした。ありがたいす。
ということで、翌日フォトフェスティバルに足を運んでみました。
塩釜フォトフェスティバル@杉村惇美術館
話を聞いてみると公開審査があるということなのでタイミングをあわせて行ってみると、これが今まで行ったイベントとはまた違った雰囲気ですねえ。
中央にはエントリーされた方々の写真集が並べられ、自由に閲覧可能となっていました。そして周囲では一人ひとり面接のような形で審査を受けている。
宿泊してくれた彼もじっくり話をしているようだったので、遠目から様子を見てすーっと帰ってきました。
なんか不思議な空間
写真集に乗せた自分の背景などを語ってきたようです
この写真が届いてほしい人に届きますように
2日目の夜、特に予定を決めていないとのことだったので、一緒に夜ご飯食べようと久しぶりに「港町の鉄板焼」さんにお邪魔してきました。
残念ながら次のステップへは進めなかったようなんですが、この先はどうしていくの?と尋ねると、答えは想像と違うものだったんです。
カメラを生業としている人物なのかと思っていたら、会社勤めをしていて現在休職中だということでした。
話を聞いていくと僕が過去経験したのと同じような境遇にいて、「あ、それ俺も一緒だよ」と言うと堰を切ったように色々語ってくれました。
実は今回エントリーした写真集はしんどかった時期に撮りためていたもので、コンペに出したら見事通ったのでこうして出会うことができたというわけです。
言葉で表現するのが難しいものを、写真に乗せて似たような境遇の人に届けられたらという想いがあるそうです。
僕も作品を見せてもらいましたが、やっぱり現在とは見える世界が違っているんだろうなと思うような、なんだか懐かしいような雰囲気の写真でした。
愛用のカメラ。これいったいどうやって撮るんだ?笑
最後に僕と一緒に写真を撮りたいと言ってくれて、持参のカメラと三脚をセッティングし今の記憶を収めていたようです。
出で立ちから見て明らかでしたが登山も好きだという彼はみちのく潮風トレイルにも興味を持ったようで、今度一緒に歩こうと約束して別れました。
とても充実した満足の3日間になったと晴れ晴れした表情で言ってくれてとても嬉しゅうございます。お互いここから登っていこう!
人に撮られるのはやはり緊張してしまうのでした